《研修旅行記》


平成22年度の当支部恒例の刀剣研修旅行は例年と趣をかえ、静岡県
富士市で開催された東海ブロック大会に参加してきました。11月7日
(日)に開催された東海ブロック大会は今回が第10回目であり、静岡
東部支部が主催したもので、富士市青島にあるホワイトパレスにて行
われました。富士市は静岡県で人口3番目の都市で、富士山を望む
地域であることや、竹取物語の由来の地の1つで有名で、市内の旧
富士川を挟んで東西で電力の周波数が違うことでも有名なところです。
20人を乗せたマイクロバスが8時
40分に名古屋駅を出発し、休日の
割にはすいている東名高速を順調
に走り、途中浜名湖SAで小休止し
て、11時半頃には会場のホワイト
パレスに到着しました。会場で2名
の会員の方と合流し、名古屋から
は総勢22名での参加となりました。

会場ではすでに刀剣鑑賞と1本入
札が始まっており、お昼ご飯を食
べるのも忘れて皆さんは熱心に鑑
賞しておられました。ふと気がつく
ともう1時過ぎ。慌ててお昼を食べ
に行く会員もおられました。
 さてこの日の鑑賞刀は、佐野美
術館から5口、本部から5口、静岡
県支部から10口、主催元の静岡
県東部支部から20口の総数40口が出品され、いずれも名刀ばかりでとても
見応えのある鑑賞会でした。1本入札は「安綱」や「僧定秀」等を含むこれまた
名刀で、皆さん熱心に入札しておりました。
 14時からの式典には、来賓として本部より小野専務理事、寺尾顧問、
飯田学芸部長、そして佐野美術館から中村学芸員の各氏がお招きされ
ており、静岡東部支部杉山支部長の開会の挨拶の後、ご来賓の方々か
らも挨拶がありました。
特に小野専務理事からは、新体制の基で文化庁とは良好な関係が築か
れていることや、寺尾顧問からは、現在の協会の問題は来年春にはす
べて解決して公益法人としてスタートする、と言う趣旨のご報告がありま
した。

続いて、飯田学芸部長からは、入札鑑定刀の解説と1本入札の結果発表が
ありました。
式典内で発表された1本入札の結果
は、天位賞(100点満点)は東京支部
の宮野さん、地位賞(95点)は岡山支
部の真木さんと静岡支部の小野田さん
、人位賞(90点)は静岡支部の中村さ
んでした。残念ながら我が名古屋支部
からの表彰者はいませんでした。
 さて式典も終わった15時に、当初の
予定を1時間早めて名古屋への帰路
につきました。
今日は日曜なので、東名高速下り
の渋滞を懸念したものです。出発
後は順調に走っていたものの、や
はり予想通り音羽蒲郡付近に来
て渋滞にはまり、だらだらと豊田
近くまでノロノロ運転でした。おか
げで支部長持参の懐かしの映画
「片岡千恵蔵の遠山の金さん」と
「月形龍之介の水戸黄門」を2本
とも見ることができました。
 
19時過ぎに名古屋駅に到着。皆さん少々お疲れのようでしたが事故も無く
無事帰って来ることができました。今年は例年と違い日帰りの研修旅行とな
りましたが、皆さん行きも帰りも車中での刀剣談義に花を咲かせておられま
した。
最後に今回の主催元の静岡東部支部の会員の方のご苦労に感謝し、また
なかなか普段見ることができない名刀の数々も鑑賞させていただき、本当に
ありがとうございました。それと、街中でこんなに近くで富士山さんが見られる
なんて、富士市はいいところですね。今回も沢山の思い出をお土産に、今ま
でにも増して素晴らしい研修旅行となりました。
                                            以上

                                 名古屋支部 野村 泰久
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