富山 森記念 秋水美術館
 『 秋水の美 』 展 研修バス旅行

名古屋駅で集合

         バス停付近へ移動
 6月19日(日)、名古屋支部 恒例の「刀剣研修旅行」として、
オープン間もない富山森記念秋水美術館の見学が実施され
ました。毎年、梅雨時に開催されるにもかかわらず「雨が降っ
た事が無い」というジンクスに期待して実施されましたが、残
念ながら今回はどんより厚い雲に覆われた空から雨がポツ
ポツ落ちて、蒸し暑い1日になり、夕方にはとても傘なしでは
いられない天気になってしまいました。
 19名の支部員が朝8時40分に名古屋駅からマイクロバスに
乗り込み、東海北陸自動車道を一路 富山を目指して走り、
途中 瓢ケ岳PAで休憩し、城端SAで昼食をとり、午後1時ごろ
秋水美術館に到着し、現地集合の1名を含め総勢20名で入
館しました。

マイクロバスの車中

      秋水美術館内での集合写真
この森記念秋水美術館は、日刀保 富山支部長であり、リードケミ
カル株式会社、代表取締役であられる森 政雄氏が収集されてきた
美術品を中心に広く一般に公開される目的で建設され、6月11日に
オープンされたばかりの美術館です。 所蔵品として横山大観、川合
玉堂など日本近代美術を代表する画家の作品や、日本、中国の陶
芸や書などと、中でも日本刀コレクションは充実しており重要文化財
や重要美術品など名刀ぞろいであります。 
またお国柄(越中富山)の則重・郷義弘・宇多派の刀工など、越中刀
工のコレクションも充実しており愛刀家にとっても貴重な美術館であ
ります。
建物は3階建てで1階はミュージアムショップ・ギャラリー・研修室・喫
茶スぺースがあり、2階は日本刀・甲冑・鍔などの小道具の鑑賞室、
3階は絵画・書・陶芸作品や企画展示の鑑賞室となっていました。各
鑑賞室とも展示配置・高さ・傾き・照明など鑑賞しやすく配慮してあり、
とても見やすく、落ち着いた気持ちの中で鑑賞することが出来ました。
 美術館の名称で使われている「秋水」は、富山支部の機関雑誌の
名称でもあり、美術館のパンフレットには「曇りのない研ぎ澄まされ
た日本刀を意味する」と解説されていました。

富山 秋水美術館前景

            秋水美術館正面
 「秋の水」がどうして日本刀を指すのか?疑問に思い少し調べてみ
ましたところ、 紀元前の中国の荘子が「秋水」という書物を残し、その
時の意味は「秋頃のとても澄んだ水」という意味でした。以後そこから
派生して「曇りがなく、清らかなもの」の比喩として、さらに「心の清らか
さ」「剣の曇りのない冷たい光、または曇りなく光る剣」なども指すよう
になったそうです。私共の心も常に「秋水」でいたいものだと思いまし
た。正味2時間の鑑賞時間の内、そのほとんどは2階の所蔵名品刀展
「秋水の美」で、それぞれ気に入った刀を何度も見、手に取って見たら
どのように見えるか想像しながらその美しさを頭に刻み込んでいました。
3階の開館記念特別展「細川護熙の美と永青文庫の至宝」については、
時間の都合上急ぎ足で一通り見て、1階集合場所にて記念撮影を撮っ
て帰りのマイクロバスに乗り込みました。
 午後3時15分 美術館を後に名古屋まで約240Km、渋滞を危惧し
ながら高速道路を飛ばし、トイレ休憩もそこそこに走りましたが、一宮
で大渋滞に遭遇、結局名古屋には午後7時30分ごろ到着しました。 
 今後 森記念秋水美術館は展示物など時々チェックして、またゆっく
り訪れてみたいと思いました。
                         名古屋支部 森 雅夫
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