研修旅行2005年

 名古屋支部では恒例の刀剣研修旅行を6月18日(土)一泊二日で実施しました。本年は昨年から準備を進め、過去最長の遠出となる今治市大三島町にある『大山祇神社』を目指しました。朝、8時30分18名がマイクロバスで名古屋駅を出発しました。参加者は途中乗車2名、現地集合1名が加わり総勢21名となりました。梅雨時でしたが今年も好天にめぐまれ名古屋駅を出発して高速道路で名神、中国道、山陽道、瀬戸市西自動車道(しまなみ街道)を経由して大三島を目指すコースでした。今年は乗車時間が長かったので研修旅行にふさわしく、日刀保の古いビデオを4本上映しました。


旅館『さわき』 にて
 余裕を持ったスケジュールでしたが、目的地大三島の旅館『さわき』に午後3時30分頃到着しました。4時からは会員持参の刀剣、小道具等を鑑賞し、刀剣談議に花が咲きました。宿の手配で町内にある『マレーグラッシア大三島』海水温泉に入浴、旅の気分も満喫できました。午後7時からは懇親会が始まり年に一度の研修旅行、海の幸に舌鼓を打ちながら、アルコールも少し入り、会員間の親睦が多いに深まりました。
 翌日も好天がつづき朝8時分宿を出て直ぐ近くの『大山祇神社』目指しました。案内は地元『御島ガイドの会』の赤尾さんにお願いしました。『大山祇神社』は約2600年前、神武天皇東征に先駆けて大山積大神(おおやまずみのおおかみ)の子孫、小千命(おちのみこと)が四国へ渡り瀬戸内海の治安を司っていたとき、芸予海峡の要衝である大三島を神地と定め鎮祭したことにはじまるそうです。
 以来、神の鎮まる神聖な島『御島(みしま)』と呼ばれ、本州、四国、九州を鎮守する日本総鎮守の神として崇拝されてきました。一行は天然記念物の大楠木、神門を経て拝殿進みました。各自参拝の後、いよいよ本命の紫陽殿、国宝館へと進みました。ここには全国にある国宝、重要文化財に指定された武具、甲冑類の内8割がここに保存されており、日本一の武具館だそうです。国宝赤絲威鎧大袖付(源義経奉納)、国宝紫綾威鎧大袖付(源頼朝奉納)などの甲冑類が多数有りました。刀剣類も多数あり、拵えも古い姿のものが多く国宝牡丹唐草文兵庫鎖太刀拵(護良親王奉納)、国宝大太刀千手院長吉、国宝大太刀伝豊後国友行(野太刀拵付)、重文太刀國吉(革包太刀拵)、重文長巻吉宗、大長刀石州和貞、他にも重文の無名、大長刀、薙刀が多数あり刀剣愛好家には是非訪れていただきたい場所の一つと思います。この後、隣接されている海事博物館(旧葉山丸記念館)も見学し11時過ぎに次の目的地、宮窪町の『村上水軍博物館』を目指しました。


村上水軍博物館(こはやぶね前にて)
『村上水軍博物館』に12時30分に到着、始めに村上水軍のビデオを20分程視聴、能島(のしま)村上水軍の歴史と周辺の地理、海流等を学びました。その後館内を学芸員の方に案内していただき、『能島村上水軍』の往時を偲びました。一行は最後に博物館前に屋外展示されている『小早船(こはやぶね)』の前で記念撮影し、午後時宮窪町を後にしました。名古屋駅には夜8時過ぎに到着、念願の『大山祇神社』、『能島村上水軍』探訪の旅を無事終了しました。 以上
名古屋支部 永田龍三郎
上へ戻る


Copyright(c)財団法人 日本美術刀剣保存協会 名古屋支部 All rights reserved.